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macOSの上書き再インストールでカーネルパニックから脱却

Mac Apple

ここ一ヶ月ほど夜間などの長時間のスリープ中にMacBookがカーネルパニックによって強制終了、朝には再起動された状態になっているという現象が頻発していました。

再起動されちゃうと途中だった仕事用の環境をいちいち整えないといけないのでとても効率が悪くて困っていました。

カーネルパニックに関するログは/Library/Logs/DiagnosticReportsにある末尾が.panicで終わるファイルなのですが、読んでみても根本的なことはわかりません。

Appleのサポートに相談しようとWebで手続きを進めるも、「お客様の製品は無償テクニカルサポートの対象ではないようです」と表示されてしまい相談できず。

そこでまずはググってみつけた記事で解決するかもしれないと紹介されていた方法をいくつか試しました。

  • NVRAMリセット
  • SMCコントローラリセット
  • ディスクのFirstAid

やはり改善しないので次にログを元に会社の同僚に相談したところ、UPSB(MacBookPro13,3): thunderbolt power on failed とあるから周辺機器が悪いんじゃない?とか昔外部ディスプレイをつないでいたら同じことが起こったという話を入手しました。

確かに、普段から外部ディスプレイを2枚接続して、MacBookは閉じた状態(クラムシェルモード)で使用しています。

最近この使い方に変えたわけではないので直接の原因ではなさそうだとは思いつつ、Mac側の何かと相性が悪くなってしまったというのは考えられます。ディスプレイを外した状態にして一晩スリープ状態でおいてみました。そして、問題なくスリープから復帰できました。

ディスプレイの影響かもとわかったとしても、ディスプレイを毎晩外してスリープさせるという運用は実用的ではありません。

サポートへ

さすがに困ったのでお金がかかってもいいからAppleの有償サポートに電話をしてみました。

症状を話すと提案として返ってきたのが以下の2点でした。

  • macOSを上書きインストールして様子見
  • だめならOSを初期化

ソフトなのかハードなのか問題を切り分けられるように対処していきましょうとのことでした。

1つ目を実施して直ればOSがなんらかの理由で壊れていたということ、2つ目を実施して直った場合は使っているソフトウェアのせい、それでもだめならハードのせいという具合。

1つめのmacOSの上書きインストールは既存のデータやソフトウェアなどは消えずそのまま使えるということです(※)。

※厳密にはSIPを無効化してインストールするようなソフトはまた使えない状態になります。

macOSの再インストール方法はリカバリーモード(復元モード?)で起動しなおしてから、macOSを再インストールするという方法です。

「macOSを再インストール」から進んでいって、適切なインストール場所を選びます。通常はMacintosh HDのはずです。ダウンロードやインストールに1時間程度かかります。

インストールが終わって起動してみると確かにこれまでと同じように使えることがわかりました。仕事ができなくなる状態にはなってなくて一安心です。

一晩スリープさせて問題が起こるかどうか様子みるため、ディスプレイに繋いだ状態でスリープさせました。そして今朝様子をみてみたらちゃんとスリープから復帰してくれました。

ありがとうAppleサポート。そういえば有償サポートだったけど料金はどうやって請求されるんだろうか。。。そんな話はひとつもなかったぞ。